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November 13, 2005

舞台評No.25 音楽朗読劇「茶色の朝」

音楽朗読劇「茶色の朝」


語り       飯原道代
ピアノ演奏   相原真理
作曲       日高哲英
台本構成    実村文
演出       富士川正美


2005/11/11 コア石響 


演劇を中心とした様々なジャンルのメンバーが集まる創作集団モミュスが、年1回四谷のコア石響で行う自主公演の第4回目。
クラシックの既存曲数曲と、この舞台のために新たに作曲されたピアノ曲に合わせての朗読劇。
観客が50人程度の小さな空間なのだが、見慣れた小劇場と言う空間ではなく、舞台美術も含め、洒落たサロンに招かれたと言う感じ。
フランク・パヴロフ作「茶色の朝」を中心として構成された痛烈なファシズム批判の世界は、口跡の素晴らしい飯原道代(劇団俳優座)さんの朗読により、耳に心地良く響き、時として感じる怖さや冷血さは、その感情を表すピアノ演奏と一体化していた。
観終わって外に出ると、不思議な余韻と11月の少し冷たい夜風が気持ち良かった…。


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