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March 08, 2007

映画評No.61 PARIS JE T'AIME

PARIS JE T'AIME

監督    ジョエル&イーサン・コーエン、クリストファー・ドイル、諏訪敦彦
       オリヴァー・シュミッツ、トム・ティクヴァ、フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドバルデュー 他
        
出演 ジュリエット・ビノシュ、ナタリー・ポートマン
       ジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラ 他
       

2006年/フランス映画
2006年(第59回)カンヌ国際映画祭「ある視点」オープニング/正式出品作品


「アメリ」のプロデューサーの呼びかけで、パリを舞台に21人の監督(フランス、アメリカ、カナダ、スペイン、イギリス、ドイツ、ブラジル、メキシコ、日本)が作った、18編のショート・ストーリー。
フランス語だけではなく、英語でのストーリーも…。
パリに溢れる“愛”と“人生”、“出逢い”と“別れ”、“喜び”と“哀しみ”が描かれ、そしてパリの持つ“優しさ”も“冷たさ”も、“美しさ”も“汚さ”も教えてくれる。

個人的におススメのストーリーは、フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドバルデュー監督、ジーナ・ローランズ&ベン・ギャザラ出演作品。
既に老人と言える年なのに、なんて洒脱でシニカルでオシャレな会話なのだろう、その余韻が堪らなかった。
ジーナ・ローランズは相変らずの貫禄と美しさと色気…。

若者同士や若者のエピソードよりも老人カップルや中年達のエピソードに共感出来た私でした(これは何を意味するのだろう!?…笑)。

この映画を観たら、きっとパリに行きたくなるでしょう!
そんじょそこらのガイド・ブックより、パリの素敵さが分かるはず!

エンド・ロールには、こう流れます…
♪人生という名のダンスを人は踊る 時の流れのままに 
 人生はまわる まわる もう一度、チャンスを捜して
  人はくり返す 同じ物語を♪


★★★☆☆

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