詞No.415 ブルボン
ブルボン
あの頃 たまり場だった 正門横の喫茶店
授業を抜け出しては いつもの コーヒー&ホット・サンド
過ぎてく時間なんか 気にもとめずに…
もてあます自由に 夢を重ねたけど
答は出ないままに 流れる月日は あっという間
卒業してから 何年経ったろう
白いもの目立ち始めた あの日の若者たち
どこかですれ違っても 判らないのかも知れない
サーファーを気取る奴 バンカラに浸る奴
色んな奴がいたね それでも交わす文学論
何だかんだ言いながら 認め合ってた
それぞれのみてくれも 個性のひとつとして
若ゆえのスクランブル 受け入れる運命 気付きもせず…
卒業してから 何年経ったろう
白いもの目立ち始めた あの日の若者たち
どこかですれ違っても 判らないのかも知れない
あの頃 たまり場だった 正門横の喫茶店
店の名前は “ブルボン” 今は もう なかった…
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