詞No.449 せみしぐれ
せみしぐれ
猛暑続きの8月に
涼を運ぶか 風鈴ひとつ
暑い 暑いと汗かきながら
うちわ扇いで 過ごす午後
往く夏は 今年も 平 平 凡 凡と
あっという間の 夢の跡
空蝉の如く…
せみの生命(いのち)の 強さ 儚さ
去年までは そんな事 思いもしなかったのに
心を洗う せみしぐれ
心に沁みる せみしぐれ
日に日に早く 陽は翳り
夕立 涼風 秋の足音
今年の夏も 恋などせずに
それでもどこか 淋しくて
残暑さえ 愛しく思えてしまいます
センチメンタル 夏は往く
空蝉の如く…
せみの生命(いのち)の 強さ 儚さ
去年までは そんな事 思いもしなかったのに
心を洗う せみしぐれ
心に沁みる せみしぐれ
空蝉の如く…
せみの生命(いのち)の 強さ 儚さ
去年までは そんな事 思いもしなかったのに
心を洗う せみしぐれ
心に沁みる せみしぐれ
Comments