« 詞No.473 確かな事 | Main | 詞No.474 シール »

December 12, 2007

映画評No.64 魍魎の匣

魍魎の匣


監督/脚本   原田眞人
原作      京極夏彦

出演      堤 真一
         阿部 寛   椎名桔平  宮迫博之  田中麗奈  
         黒木 瞳   宮藤官九郎  柄本 明  清水美砂  篠原涼子     

2007/日本映画


映像化は不可能と言われた、500万部を越える京極夏彦氏の、古書「京極堂」店主・中禅寺シリーズ最高傑作と言われている原作の完全映画化。

舞台は戦後間もない1952年の東京。美少女連続殺人事件が世間を騒がせていた。
引退した伝説の元女優・陽子(黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵・榎木(阿部寛)はその行方を追う。
一方、作家・関口(椎名桔平)と中禅寺の妹の記者・敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに封じ込める教団の謎に迫る。
さらに巨大なハコ型建物の謎を追う刑事・木場(宮迫博之)も登場し、事件に関わる。
そしてこの登場人物たちと何らかの接点を持つ、古書「京極堂」店主・中禅寺(堤真一)の元へ彼等が集まってくる。
3つの事件に関わるハコに隠された恐るべき真実と謎を、中禅寺たちは解き明かせるのだろうか…!?

私自身原作を読んでいないので、原作とはどのあたりがどう違うのか判らないのだが、前半から中盤までの少し散漫になりそうだった人間相関図やストーリーもラストではよくまとめられていたと思うし、充分なエンタテイメント作品になっていた。
でも、やはり原作を読むか、もう一度映画を観ないと判らないあたりも若干…。

1952年の東京を完璧に再現するために上海ロケを敢行したとの事だか、事前に聴いていたためなのか、街並みに中国エッセンスがちらりほらり、良くも悪くもどこかしらエキゾチックでミステリアスな東京が再現されていたので、映画の最初のあたりから途中慣れるまで気になってしかたなかった。

豪華なキャストも、それぞれに美味しいトコを与えられていて、見所満載。
でも怪演もちらほら…それは誰の演技なのか!?"見てのお楽しみ"と言う事で…。
それにしても、シリアスだったり怖かったりするのに出演者の誰もが楽しそうに演じておりました。それが、スクリーンからヒシヒシと伝わってくる(特にラストシーンの奥様2人…笑)映画でした。


★★★☆☆

  

|

« 詞No.473 確かな事 | Main | 詞No.474 シール »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 映画評No.64 魍魎の匣:

« 詞No.473 確かな事 | Main | 詞No.474 シール »