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January 05, 2008

詞No.476 One

One


"ゴメンね あなたを産まなければ 
こんなに苦しませることも無かったのに…"
母は目に涙をためながら 私を強く抱きしめた
全てが上手くいかなくて
"何で私なんか産んだの"
何度も母にぶつけてしまった日々
でも 今は違う
お母さんの子供で良かった
私の人生を"ありがとう"
私は私 他の誰でもないのだから…


"いつかは優しい気持になり
穏かな笑顔が戻ると信じていた…"
母の その瞳は言っていた 言葉にならなくても 
全てが上手くいくことは
誰にもあるわけじゃないのに
自分の弱さ 知られるのが怖かった
そう 生きることは
自分のため 誰のためじゃなく
私の人生に"ありがとう"
私は私 それでいいんだ これからずっと…

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