詞No.728 薫 風
五月(さつき)の風に背伸びして 幼き日々を思い出す
誰より早く半袖を着て 誰より早く風邪を引く
五月の風もあの頃は まだまだ夏を待っていた
時の流れは早過ぎて それでも時は過ぎていく
気付けば現代(いま)は
薫風が吹く
五月の空は紺碧か 仰いで見れば思い出す
胸はずませて夢を描いた 何も変わらぬ心色
五月の空よ教えてよ 年を重ねた今もなお
時の流れには追い付けず 生かされているこの時を
感謝の気持ち
薫風の中
五月の風よ ありがとう 季節は巡るいつの日も
時の流れは早くても 笑顔と元気 それでいい
生きてる限り 薫風が吹く
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